用具

木剣体操エクササイズ®は本来、木剣(木刀)を使用します。

ただ、屋外や体育館、道場など、天井の高さや広さに十分な余裕があるところでなければ、振りかぶった際などに天井や照明、家具などに当たってしまう恐れがあります。

室内など、十分な空間が確保できないところでも、工夫次第で施行可能なのが木剣体操エクササイズ®です!

 

一番上から、竹刀(3尺9寸)、竹刀(3尺7寸)、一般的な木刀、二刀流用木刀太刀、室内素振り用竹刀、剣道二刀流用小太刀竹刀、二刀流用木刀小太刀、小太刀木刀です。

一般の家庭の室内で存分に振り回せるのは室内素振り用竹刀以下の長さのものと思います。

室内でも十分に振り回せて、しかも、、そんなに高価なものではないのが「ツルハシの柄」です。

一番上は両手で使うツルハシの柄で、下の二つは片手用ツルハシの柄です。ホームセンターや通販などで容易に入手できます。

握りが小判形(楕円形)なので、刀に近い感覚で握れます。オススメです。

 

棒状のものであれば、なんでも代用品として使用できます。

木剣体操エクササイズ®は肩を大きく使う動きが多いため、普段剣道などをしていない人の場合、思っている以上に肩に負担がかかる場合があります。はじめは軽めのもので始める方が良いでしょう。

体力にあわせ、ラップなどの芯や新聞紙を丸めたものなどでも体操の効果は期待できますよ。

 

ちなみに原典である木剣体操法の中で、著者の中島賢三は用具について次のように述べています。

「其の用具は一の木剣に過きぬのでこれとても強て完全なる木剣を用ゐるに及ばず「ステッキ」なりしんばり棒なり手頃な得物があれば直に行ひ得るのであるから(以下、略)」

みなさんも、身の回りにあるもので始めてみてはいかがでしょうか。

 

場所

木剣体操エクササイズ®の一人稽古は、ちょっとしたスペースがあれば、どこでもできます。

屋内でできるので、時間帯、天候などに左右されることはありません。

しかし、逆に今までのように「雨降ってたから」とか「めっちゃ暑かったから」「寒すぎて」とか、言い訳はできませんよ。


注意!!

得物を振り回したり振りかぶった拍子に、天井や家具を壊したり、周りの人にケガをさせたりしないよう、十分注意してください。